『意識』に導かれし私たち。
『無意識』と『意識』。
私たちは、『意識』の時代に住んでいるのではないか。
ふと、そう思う時がある。
巫女や王様。昔は、避雷針のように神から与えられる情報を受信し、民に伝え、それに従って民は無意識に動く。そんな時代であった。
しかし、現在は絶対的に"信頼"できるものがなくなり、個人に頼るしかなくなった。つまり、『意識』せざるを得なくなった。
もちろん、完全に『意識』の世界になった訳ではなく、『無意識』の世界も混在している。
ただ、現在では、それが少なくなっているのではないか?という疑問がある。
評価を気にしたり、論理性のみに頼ったり。
そうではなく、たまには無意識に過ごしてみるのも必要なんだろう。
そして、それを担うものは、小説のような「物語」であるような気がする。
本を読みながらこんなことを考えた今日。